2020/07/08

Dear God Please Help Me

この曲をはじめて聴いたときは衝撃だった。キリストに助けてと歌う曲は数々あれど、キリストに助けてあげると歌う曲はこれだけかもしれない。キリストとのホモセクシャルソングの最高峰と言えるでしょう。"There are explosive kegs between my legs"は歴史的名フレーズ。

私の中ではJohn Lennonの"God"とXTCの"Dear God"とこの歌が、人生のGodソング衝撃3部作。この歌は他の2曲とは衝撃の意味合いがかなり違うけれど。

トニー・ヴィスコンティ氏のエンリオ・モリコーネ氏への弔辞(Facebook)と、モリコーネ氏にモリシーと仕事をするように説得したらしいMarco Patrignani氏のコメント(元記事は不明)を読んだ。モリシーが自伝に書いた彼とのレコーディングの思い出とはビミョーにディテールが違うような・・・。でも過去の記憶なんて各自が自分の都合の良いように変えてしまっていいのだ、モリコーネ伝説として。R.I.P.

それより不思議なのは、この巨匠とオーケストラメンバー約40名をスタジオにお呼びして緊迫した空気の中がっつりレコーディングしたのに、結局その部分はほんの少ししか使われなかったこと。この曲はこのアレンジで完璧だと思うけれど、巨匠のアレンジしたオーケストラ演奏もフルで聴いてみたかった。別バージョンとして発表しても良かったのに。当時巨匠は大層機嫌を損ねたことでしょう。

マリアンヌ・フェイスフルがこの曲カバーしてたのね。話題になったっけ?はじめて聴いたような気がする。渋い。

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